PM1904 取扱説明書

iPhone・iPad・iPodで使える放射線測定器

ダッシュボード

ダッシュボードでは、今現在の空間線量率と、これまで測定器が置いてあった環境の積算線量を見ることができます。
ダッシュボードに切り替えるには、画面下部のメニューから、一番左の「ダッシュボード」をタップします。

PM1904 は、iPhone と接続していない状態でも、周りの放射線量を常に監視しており、強い放射線を検出すると、光LEDライトで警告を発動させることができます。線量率と積算線量の各モードでは、アラームを発動させる設定値を、それぞれ2段階で設定することができます。

線量率

画面には、今現在の1時間あたりの放射線量と、測定の誤差が表示されます。表示される線量は、シーベルト単位で空間線量になります。画面の測定誤差が 15%以下になったときに値を読むと、とても正確な測定値を読むことができます。

  • リセットボタンを押すと、測定の平均がリセットされ、再度、空間線量率の測定が行われます。場所を移動したときや、放射線量が急に変化した場合は、リセットを行うことで、より早く、正しい測定結果を表示させることができます。
  • ポイントボタンを押すと、現在の測定値と、GPSの位置情報を含めたデータが、iPhone に保存されます。保存した測定値は履歴画面からいつでも確認できます。

測定値は放射線の強さに応じて、緑、黄、赤の3色で色分けされています。色は、アラームが発動する設定値(しきい値)が基準になっています。

測定値の上に表示されているメーターには、アラームのしきい値に対する、現在の線量率の割合が表示されます。

PM1904 ダッシュボード 線量率

アラーム発動のしきい値設定

線量率の画面で、右上の設定アイコンPM1904 設定アイコンをタップすると、線量率の強さによるアラームを発動させるための設定画面になります。

アラームのしきい値は、0.10 µSv/h ~ 10 Sv/h の間で2段階で設定できます。今現在の線量率が、それぞれのしきい値を超えると、アラームでお知らせします。

  • しきい値は、設定画面で2つのバーを上下にスライドさせて変更できるほか、画面下部の+/-ボタンでも変更できます。
  • 画面右上の+/-ボタンでは、設定画面で表示させる数値の上限を変更できます。

設定が完了したら、右上の保存ボタンをタップして設定を保存してください。保存せずに設定を終了する場合は、左上の戻るボタンをタップすると、元の画面に戻ります。

たとえば、1μSv/h と 2 μSv/h の2段階で設定しておくと、放射線量が増えていく場合に、2回の警告アラームが鳴り、iPhone が振動するようになります。

アラームが発動すると、測定器本体の光 LED ライトが以下のように点滅するようになります。警告ライトは、測定器が iPhone につながっていない場合でも表示されます。

PM1904 10秒に1回LEDライトが点滅 通常の動作中は、10秒に1回、LEDライトが点滅した状態になります。
PM1904 1秒に1回赤色ライトが点滅 1秒間に1回の赤色のライトは、線量率が設定したアラーム発動値(しきい値)を超えた場合です。
PM1904 線量率の設定