放射線測定器のたろうまる
投稿: 2013/11/25
たろうまる@なかやま

作業員の被ばく 今年度初1mSv超え

平均被ばく線量が上昇傾向

21日に東京電力は、福島第一原発で廃炉作業等を行う作業員の、9月の1カ月間の平均被ばく線量が1.01mSv(ミリシーベルト)だったと報告しました。

東電によると、作業員の平均被ばく線量は、今年4月以降は0.80mSv前後で推移していましたが、7月が0.81mSv、8月が0.94mSvと上昇傾向にあり、これは、放射線量が高い海側での地盤改良工事などが増えたことによるものだということです。

放射線業務従事者の被ばく線量の限度は、年間50mSvとされています。4月以降の1カ月間で20mSvを超えた作業員はいませんが、現場経験が豊富な作業員ほど被ばく線量が高い傾向にあります。

今後、燃料の取り出しに向けた作業が本格化していく中で、被ばく線量の対策と、長期的な人材確保がより一層求められます。